生理食塩水を利用した豊胸手術

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バストの大きさや形でコンプレックスを持つ女性は多くなっていますが、成人してからでは大幅にバストを大きくするのは難しいものがあります。マッサージやエクササイズもある程度の効果は期待できますが、バストの悩みをすぐに解消するのであれば豊胸手術が効果的です。

ここでは現在行われている豊胸手術の種類とそれぞれの特徴を書いていきます。


豊胸治療にも多くの種類があります

外見の悩みにも色々な種類がありますが、スタイルのことで悩む人は少なくありません。女性の体の魅力は柔らかなボディラインですが、豊かなバストは女性らしさの象徴でもあります。豊かで美しい胸の女性もいますが、バストの大きさや形で悩む人も多いものです。

バストアップマッサージや大胸筋を鍛えるエクササイズなどもある程度の効果は期待できますが、自己流の努力だけで大幅にバストアップさせるのは難しいものもあります。すぐに理想のバストを得たい、半永久的な効果を期待したいという場合は豊胸手術も考えてみましょう。

豊胸手術は美容医療の中でも特に人気が高く、多くの女性の悩みを解消しています。豊胸手術にも色々な種類がありますので、まずはそれぞれの特徴を良く確認していきましょう。

生理食塩水を使った豊胸

バストアップ治療にも色々な種類がありますが大幅なサイズアップを期待するのであれば、バッグを挿入する治療が向いています。シリコンバッグを挿入する豊胸治療は良く知られていますが、体に異物を入れることに不安を感じる人も少なくありません。

豊胸に使うバッグも永久的に使えるというわけではなく、やはり劣化も進んでいきます。古くなったバッグは破損や変形のリスクもあり、内容物が露出した場合は健康被害が起こる可能性もあります。それゆえ、シリコンの挿入には抵抗を持つ人も少なくありません。

そこでより安全性の高い方法として注目されたのが生理食塩水による豊胸です。

体液とほぼ同等の塩化ナトリウム水溶液

生理食塩水は体液とほぼ同等の塩化ナトリウム水溶液で安全性にも優れています。医療機関でも様々な場面で使われています。食塩水を活用した豊胸治療の方法も知っておきたいところですが、バッグはシリコン製となっており、その中に生理食塩水が注入されています。

バッグを挿入する豊胸治療では、バッグの劣化で内容物が流出してしまうことがあげられますが、生理食塩水は体液と同じようなものということもあり、もしも流出した場合も無害です。流出した食塩水は体に吸収され、尿として排出されます。

安全性に優れた食塩水による豊胸治療ですが、欠点がないかも調べておきたいところです。豊胸治療は見た目が美しくなるだけではなく、感触が本物の胸に近く仕上がることも大事です。生理食塩水を利用した豊胸手術はジェル系のバッグに比べるとやや硬めの感触になることは理解しておきましょう。

プチ整形による豊胸治療

美容整形の技術も日々進化しており、現在はより体に負担の少ない美容医療が登場しています。かつては美容整形はメスを使った大掛かりな手術になることも多く、誰もが気軽に利用できる治療ではありませんでした。現在はメスを使わず、日帰りで利用できるプチ整形が人気となり、より美容整形も身近な存在となっています。

豊胸治療では体に傷が残ることに抵抗を感じる人もありますが、プチ整形による豊胸なら目立つ傷が残る心配はありません。プチ整形による豊胸はヒアルロン酸注入という形で行われています。ヒアルロン酸は体にある成分なので安全性も高く、注射だけで良いので短時間で終えることができます。

治療に使う注射針も極細のものが選ばれていますので傷が目立つ心配もありません。その場で効果を実感でき、ダウンタイムがほとんどないことでも人気となっています。体への負担が少ない治療となっていますが、大幅なバストアップは難しいものもあります。

注入したヒアルロン酸は少しずつ体内に吸収されますので、効果の持続期間はそれほど長くないことは理解しておきましょう。効果を維持するためには繰り返しの施術が必要です。

脂肪注入による豊胸手術

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バストはそのほとんどが脂肪でできていますが、バストが小さいと悩む人は脂肪が少ない傾向にあります。そこで注目されているのが脂肪注入によるバストアップです。これは患者本人から脂肪を吸引し、質の良い脂肪をバストに注入し、ボリュームアップさせるという方法です。

脂肪はお腹や太ももなど脂肪が多くついている場所から吸引されますので、バストアップとスリムアップが同時に行えるのもメリットです。バスト部分は注入のみですので目立つ傷ができる心配はありません。脂肪注入の良いところは、本人の脂肪を使っているので安全性が高いこと、見た目も感触も自然に仕上がることがメリットです。

脂肪注入による豊胸にも色々な種類がありますが、最近ではより脂肪の定着率が良い治療、石灰化やしこりができにくい治療が登場しています。こうした治療を受ける場合はできるだけ最新の治療を選ぶことが大切です。

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進化するシリコンバッグ

かつては、シリコンバッグによる豊胸治療は見た目が不自然、硬さがあるので気づかれやすいとも言われたことがありましたが、現在はシリコンバッグもさらに進化し、より自然な見た目、感触が得られるようになっています。

そして安全性の面でもより強化され、以前よりも安心して利用できるようになっています。大幅なバストアップを得たい、理想の形に整えたいという人に向いている方法です。人工乳腺の挿入方法も知っておきたいところですが、まず乳腺の下に入れる方法があり、もともとバストにある程度ボリュームがある人に向いている方法です。

大胸筋下に入れる方法はバストにボリュームのない人に向いています。切開する場所は脇の下を切開する方法、乳房の下部分を切開する方法がありますが、いずれの場合も時間が経つに連れ傷は目立たなくなっていきます。

最適な治療を選ぼう

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豊胸手術は食塩水の挿入だけではなく、様々な種類があり、仕上がりや費用、効果の持続期間などは変わってきます。治療前にはカウンセリングが行われますので、それぞれの治療の特徴をよく理解し、最適な治療を選んでいきましょう。

いずれの治療を受ける場合も高い技術力で対応してもらうことが大事ですので、クリニック選びは慎重に行いたいところです。カウンセリングの質の良さやアフターケアが万全であるかも確認しておきたいところです。